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東京フルスロットル

英語と地理と歴史を駆使したコンテンツが好き。それとウェブサービスとゲスな話をゆとり新卒なりに書きます。

相席屋は教えてくれた。あの素晴らしい「相」と「持帰り」をもう一度

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本当になんてうらやましいんだろう。相席屋いったみんな、お持ち帰り成功したぜうぎゃあとか、いやあ、ブスだったから帰ったわ、ほんとは帰られたw とか、まあみんな楽しそうじゃん。いろんなブログ記事でも度々目にするよね。でもね、おれも相席屋たくさん行ってきたんだけどね、一つ思うこと嘔吐したいよ。その前にちょっと載せるね、

 

え?連れ出しって当たり前じゃないの?だっておごればいいんでしょ?

 

 

こうやってみるとさ、自分いかにも非シケメンでくっそコミュ力たけえな、おい、とか思われるかもしれない。けどね、連れ出すのって当然おれの役割じゃないんだってことを吐き伝えておきたい。もちろんおれの友達たちが「見事」な手さばきで段取りしてくのさ。でもどうにもならないときって誰にでもあると思うんだ。

相席屋トイレ前で張り込んだ結果エレベーター前で張り込み返してくれた

 

いやあ、ほんとにね、その手さばきときたら舌を巻きたくなるのよ。だけどどうもあんまり感触よくないな、ってピンときたらね、相席屋の女子トイレの前に張り付いてんのw

そんでね彼は、行き詰まりを見せてる自分達の卓に戻ってきて「時間やばいから帰ろっか」って号令をかけるじゃん?おれはね、ああ、今日は彼でも連れ出せなかったのかしょぼーんってするのさ。そんで目の前の女の子たちとてきとーにLINE交換して「また飲もうね」とか社交辞令をぶっ放すじゃん。超絶な消化試合感だよ。

そのままスタスタ卓をあとにして会計を済ませるとさ、誰かのおでましを待つような不審な二人組が出口脇のエレベーターの前に待機してんの。

なんかやたらに俺たちのほうジロジロしてんなあ、飲みすぎて素で吐きたいのかなあって観察してるとさ、彼がまた号令をかけるのさ。「とりあえずチェーンでもいい?」って。え、男だけでまだ飲むのかよw って素直なおれは思うんだけど、違うんだ。

エレベーター前で待機してた二人組の女の子が、気がついたら一緒に移動してんのよ。

異次元の光景を目の当たりにして衝撃やばいから友達に聞いていみたよ、通称相席屋マイスターにね。

「なあなあ、どうしてあの子達がいるんだよ??」

「ああ、なんか俺らの卓の子はダメそうだからさ、隣の卓のつまらなそうにしてる女の子、その子がトイレに行くの見計らってたんだ。んでトイレ待つ振りしてその子待って、たのしんでる?つまんなそうじゃん、おれらとこの後あそばない?って聞いたんだ」

 

圧巻だろまじで!!!!!

 

 

ちなみにおれたちって男3人組ね。この状況に直面するとさ例によって吐き気をもよおすんだ。おれたちHappy peopleだなって。目をつむりながら十字切りたくなるよ。さあさあ、結局おごればいいんでしょ?

 (※2015年4月の話です)

相席屋での独り立ちこそ一人前たる男

 

そんな風にイケメンかつコミュ力たけえ友達がさ、やたら相席屋好きなおかげで様々な女の子たちと遊べたよ。持つべきものは友達と、そのツラとコミュ力だわって何度も実感したよ。

だからさ、たまにネットでふらふらサーフィンしてて「相席屋でやれたわ」とか見てもなんも驚かなくなるの。あ、もちろんおれは「やれてない」んだけどね。友達がいっつも「やってん」のさ。その一方で「相席屋だめだったわあ」っての見ると驚愕すんの。ひどいよね、自分なんてごっつあんゴールすら決められてもないのに「スタンスだけイケイケ」なんだよね。勘違いしてんのよ。

だからね、そのイケイケな友達不在で一回相席屋いってみたんだわ。

こうやってみると巷であふれんばかりの「相席屋行ってみた記事」に限りなく血筋が近くなるのはわかってる。でもあの経験をぜひとも嘔吐しておきたいんだ。

 

 

相席屋で持帰り失敗→終電逃したどうしよ

 すげえ順調に女の子帰っちゃったよ…

どんなに粘ってもダメだわあ、

 そもそもの目標設定は

相席屋→別のとこ→ホテルで魂の交換

ってな具合だったの。最初のステップで派手に散ってしまったわけだ。

 

まあまあ相席屋で夢見すぎて終電逃したとかぶっちゃけ想定の範囲内だわ。だってそのへんの単独経験ないし。

あまりに不甲斐なくてさ、逃した時点でそのイケイケな友達に電話で泣きついてみるんよ。「やったわ、終電逃してふたりぼっちだわしょぼーん」って。電話越しに聞こえる飲み屋の盛り上がりをバックにさ、その友達がおれらに言うんだよ、「おれのありがたみがわかったか!どや!」って。

まあ痛感したよ。痛点を許容値オーバーで刺激されたよ。自分らがいかに友達に「おんぶにだっこ」されてたのかってさ。

でもさ、このままじゃ終われないって思ったんだ。すでに相席屋2軒行って1万円近くドブに捨てただけじゃなくてさ、飲みすぎて素で吐きたい状況だったんだけどさ。そのイケイケな友達にさらにこんな風に煽られたんだ。「お前らおれがいないとなんもできないの?一皮むけてこい」って。

これ聞いてから一回トイレでちゃんと吐いたよね。それからすぐにミンティア買ったよ。おれたちは夜の繁華街で一回り大きくなろうって酒づきも交わしたよ。

ここでまた目標を設定し直して

ナンパ→飲み屋→ホテルでHappy Hour

ってのにした。大事なのは目標を設定してそこから行動計画を立てること。そう言い聞かせるしかなかったわ。

そんなこんな相席屋を背にした瞬間、ふと相席屋に背中を押してもらえた気がした。

 

相席屋退店→繁華街でお姉さんたち5組くらいナンパ

 

今ここでこの瞬間に何をしなきゃいけないかなんて、そんなのわかってはいたんだ。すべてはハッピーエンドのために、頭の中の考えだけは正しい方角に向かっていた。けれど肝心の「つま先」だけは間違った針路を取ろうとする。

目の前を何組もの女の子がたちが通り過ぎては夜に消えてゆく。ほら、また一組。

そう、ナンパなんて初めてだったんだ。

怖くて震えたよ。でっかい駅の出口付近で見てたからさ、まるで女の子たちがショーウインドウに飾られているような錯覚を覚えたけど、店内に入れるのは一握りの勇気あるイケメンだけってね。シケメンは出禁なんだよ、駅前ナンパ市場だとさ。

怖くて声をかけられない。そうこうしていると、相棒がさ

「おれいってくるわ。みてて」

すげえ頼もしいんだけどさ、向かって数秒で帰ってきてたよ。だって女の子後ろから追っかけて「おねえさんおねえさん」って声掛けるんだもん。無視されてもしゃーないよね。

「お前も行けよ」

って言われたから今度はおれ正面から行ったよ。

 

「おねえさん、あ...」

 

それ以上は恥ずかしすぎて言葉を紡ぐことができなかった。ナンパ童貞のままなんだ。女の子はガン無視。

そんな風に4組くらい頑張ってたんだ。周りにいる男たちの先を越さなければ、あのイケイケな相席屋マイスターの友達に見せる顔がねえんだ。

出禁だろうがなんだろうがやるしかないのよ。なんかもう、吹っ切れてたよね。だれが何を見ようがもうどうでもいいのよ。恥ずかしさに負けたらそれこそ去勢もんだわって。俺たちを支えていたのは取り決めた目標とプライドだけっだったんだ。

 

そんなとき突然ひらめいた。

 

その瞬間に偶然にも二人組の26歳くらいの子たちが通りがかった。駅前の信号を渡ろうとしている様子だ。おれは走り出した。あのひらめきが成功するのか否か、すべての命運をかけて。

 

 

 

 

居酒屋お探しですか??あ、ご案内しますね、さあ信号渡っちゃいましょうか、はーい」

 

延長戦を許した相席屋、気がついたら鳥貴族に

気がついたらトリキで適当にお酒を頼んで乾杯の運びとなっていた。

そう、居酒屋のキャッチのふりをしてナンパをするという行動に出たんだ。なんでかって?キャッチのふりをするとさ、ネタっぽくて恥ずかしさが不思議と激減したんだ。

その子たちはね、いままでと違ってクスクスってなってたよ。いままで無反応ってか無視も大概にしてほしいとか思ってたんだ。だからすかさず畳み掛けるよね。だってクスクスってなった時点で心開いてくれたようなもんでしょ?

おんなのこ「えー?お兄さんたち、どこに案内してくれるんですかー?」

こんな風に聞かれたよ。普段のおれだったらもうそこで「あ、えっと、あ」ってなってるところだよ。でもね、いまは完全にキャッチになりきってしまってたんだ。

「いま聞いてみますね…(無線機を使って連絡を取るふりをする)こちらなになに…4名です…いけますね、了解。はーいそれでは鳥貴族に空席がたっぷりあるようなんで、そちらにご案内しますねえ」

おんなのこ「えー?トリキ??w まあいっか、おごってね?w」

おれら「丁重にお断り申し上げる前にしっかりおごらして下さいね」

 

まあざあっとこんな具合だった。

 

相席屋からのナンパからの女の子の家

 

とりあえずトリキでのやりとりは割愛するね。一緒にいた友達が、女の子一人トイレに行って、その子が帰ってこないから様子見に行ってる間にね、最後の目標に駆け出した。

「ほかいこっか」

そしたらいいよって言う。繰り返す、いいよって言う。

そん時はおれら二人しかテーブルにいなかったから、てきとーに2000円くらい置いて、店を出た。

ちなみに店ん中ではけっこうボディタッチとか仕掛けたよ。あえて隣のお席に座らせてもらってさ、ほいほいって。酒の力とかじゃないんだ。おれはさっきまで立派な居酒屋のキャッチ。そしていまはイケイケな相席屋マイスター風だ。今宵の主演はおれだ。だがしかし決して鏡を見てはならぬぬのだ。自身の自信がボロを出す。馬脚を現すとはまさにこのことだ。

 

そんなこんな気がついたら女の子の家にいた。なんか駅からタクシーで5分くらいだったんだ。割ときれいなお家だったんだ。まあ、お決まり通りさ、「魂の交換」を神聖にも執り行ったよ。よかったよ。窓から降り注ぐあの朝日の美しいことったら。

 

相席屋で女の子つかまえてさ、遊ぶのよりもね、まあ楽しかったよね。だってナンパとかじゃ不確定要素多すぎじゃん。だから女の子つかまえた時の高揚感ね、脳内麻薬が全身を駆け巡るよまじで。無事にドウテイを卒業できたのさ、あ、ナンパドウテイね。

 

一緒にナンパしてた友達はどうなってのか気になってさ、女の子寝てる間に外で電話してきたよ。そしたら彼らもホテルに行って盛大な花火大会を催そうとしたらしい。

でも彼の声は暗かったよ。

歩いてる時に告げられたみたい。その子、今日は血が騒いでるんだと。

 

大切なことはすべて相席屋が教えてくれた

 結局のところ相席屋での独り立ちは叶わなかった。そこはこれからも課題として認識する必要が大なんだろな。そんで課題を克服するのも世の女性たちのためと言い聞かせる。

ともかく。

当初の目標を途中で撤回したのが大きかったかもしれない。あのまま相席屋にリトライしたところで結果は変わらなかったのかもしれないし。

あそこでナンパするって決断をしたのは結果だけ見れば正しかった。事前にナンパからのHappy Hourって結末を描いたのもよかった。そしてチャンスに迷わず飛び込んだ居酒屋のキャッチの兄さんを演じたのもよかった。

今回の相席失敗からすぐに目標を立て直してナンパに切り替えたあの決断力と行動力、そして極限にまで高まっていた恥ずかしさを脱ぎ捨てたあの閃き。すべては相席屋という、敷居だけ低いけどとてつもないインパクトな土俵ロゴが教えてくれた。

 相席屋に行くというのは決断力と行動力と閃きがあるかどうかを教えてくれる。そう、相席屋が相席屋としてがおれを男にしてくれた。まじで感謝してるわ。

けれど一つだけ気になったことがある。

さっきの友達との電話による情報共有中にそれは起こった。

 

「相席屋マイスターは「相席系居酒屋」の店員と仲良くなって、めちゃくちゃ可愛い子と相席させてもらえるようになったらしい」