「よかったら話しかけてください」という自己紹介が多すぎる件
いや、自分から話しかけろよって思うんですよね。
「私は〇〇が好きです。よかったら誘ってください」「話しかけてください」
いやあ、きびしい。
僕はすごく性格に自信があるので、こういう自己紹介を披露いただいた人にはぜったいに話しかけまいと思っていたんですね。
だって、なんか腹たちません?
私はこういう人間です、絡みたかったらどうぞお話しかけください。お相手します。みたいなニュアンスがプンプンしてる。ように思うんです。
なんでしょう、高嶺の花ともちがうんですけど、ちょっと標高高めでむしろ話しかけにくいなって思っちゃうんですよね。
ん、でもよくよく考えてみればこれはこれでアリなんでしょうか。
例えば、「内気で弱々しい私」みたいな演出ができれば、内気ではなく弱々しくないあなたの自尊心を気づけなくてすみます、みたいな安心感を提供できるとか。
やっぱり人間、どこかで優位にたちたいですよね?さあ、その土のついた靴で私をふんづけてやってください!みたいな感じですかね。
これが奏功してお話につながるのなら、目的達成。さあさ、私の番がやってきた、ええっとですねえ、話しかけてください!
そんな受け身な人間にだれが話しかけてくれるんでしょうか。
はい、きっと僕が話しかけます。
って言えればいいんですけど、やっぱり自己紹介って難しいですよね。
なんか一発勝負感あるけど、失敗もしたくない。
失敗したくないから無難な紹介に終始すると、どこかで自信がなくなって「話しかけてください」なんて受け身な結びを迎えてしまう。
んで、自己紹介が失敗したらどうなるかって、願って止まなかった「話しかけイベント」が一向におとずれない事態ですね。
これは自己紹介をした意味がなくなってしまいますよね、じぶんはこんな人間なんですっていったのにまるで反応がないんですから。
だったら話しかけにいけばいいんですよね。
待ってるくらいだったら迎えに行くくらいがちょうどいいんでしょう。
僕に話しかけてくれた友人、いまでも付き合い続いています。
そんな彼を見習いました。
彼のおかげでめちゃめちゃ楽しい大学生活、社会人生活がやってきたんです。
いまでは僕からもいろんな人に話しかけられるようになりました。
ニヤニヤしてると思われないようにニコニコして接近するんですね、すると間違いなく相手はおびえた表情をしながら迎えてくれます。
や、やあ…あはは…
さて、自己紹介ではできるだけこんな風に結びます。
「よかったら話しかけに行ってもいいですか?あはは」
最後の「あはは」ってけっこう効きますよ。
なんか緊張感一気にほぐれるし、へらへらしているその感じが、眼前のコミュニケーションから重さを取り除いてくれるんですね。気がするだけ?
実はいろんなレパートリーがあって「う、ふん」っていうのもおすすめです。
なんかにわか英語得意系なひとっぽくて、けっこうウケがよかったんですね。
こんなアホみたいな「あはは」の一言がたくさんの人間関係を開拓してくれました。あはは。
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そういえば、僕はかなりホワイトな職場に移ってきたんですけど、最近になってひとつ問題が発生しました。
先輩の男性社員が心療内科でうつ病の診断をうけたんですね。
いやあ、これにはびっくりです。
ほかの同期とか職場の人と話してても、こんなホワイトな職場はないぞって認識だったんで。
給与の面は一般的な企業の域ですが、労働負荷が少ない分、なかなかの割安感なんですね。
しかも僕みたいな営業職だと、出社時間とかの縛りもすくないですし、売り上げがたとえ控えめな数字だったとしても相当自由に仕事できるんですね。
しかも職場にはきつく詰めてくるマネージャーがいるわけでもないですし、非常に風通しがいいんです。
まあ、あくまで僕の前職との比較でしかないんですが。
そんななか、先輩はうつ病の診断をもらったんです。
これが何を意味するのかって考えたら、しかももしこれが我が身に降り注いだとしたら、なんて考えたらぞっとしてしまいまして。
合うとか合わないとか、そういう議論っていろんなところで行われてると思うんですが、ある人にとっての正解って、ほかのひとにとっての正解になるってわけじゃないんだなあって。
それは前職での僕の立場についてもいえるんでしょうが。
ちょっとまだ整理ついておらずです。