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英語と地理と歴史を駆使したコンテンツが好きだったんですがもう仕事に毒されてしまったのです。

20代なら知ってる?カーシェア系サービスの賢い使い分け

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突然だけど車好きだけど持つのはちょっとって人けっこういらっしゃると思うんですよね。だって車を保有するのってめちゃめちゃ大変じゃないですか。

例えば軽自動車1台を保有するといったって

    • ガソリン代
    • 駐車場代
    • 自賠責保険
    • 任意保険

     

    • 車検代
    • 軽自動車税
    • 自動車重量税
    • その他雑費

    ってな具合で購入費以外にもかなりの出費を強いられるわけですね。20代独身の男女にとってはそれなりの負担になる恐れがあります。

    (中略)

    軽自動車を所有すると、年間合計361,385円かかることがわかりました。月々にするとおよそ30,000円かかるという計算になります。

    引用元 : 軽自動車の選び方・購入ガイド!

    http://www.kei-car.tank.jp/ijihi/1nenkan.html

     

     こんな感じで維持費にかかる負担をわかりやすく説明しているサイトがありました。車にそんな頻繁に乗らないのであればガソリン代やら保険料も少しは低く抑えられるでしょうが、車を持つことでの費用対便益を考えればそもそも保有する意味について考えなければいけないでしょうね。

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    これに対してカーシェア・カーレンタルのサービスを上手く使うことで、必要に応じての乗車であれば費用も安く済ませられることでしょう。以下3つのサービスを概観して、状況に応じて使い分けるための方法を考えていきましょう。

    でも先に答えを言っちゃいますね。月に7回車に乗るとして(短時間6回・長時間1回)だいたい2万円ちょいオーバーだと算出しました。なんで維持費だけの3万円よりもかなり安いのか、ぜひぜひ続きをご覧ください。

     

    1. タイムズカープラス

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    「カーシェアといえばタイムズ」と言っても過言ではないカーシェア系の主要サービスです。全国各地にある黄色い看板のTimes駐車場の関連サービスです。

    Timesの駐車場の一部には「タイムズカープラス」の表示がなされ、ユーザーはその駐車場で短時間から気軽に乗車することができます。

    料金は15分206円から。6時間パックは4,020円から。(どちらも税別)このように短時間から料金体系が組まれているので、ちょっとした時間に少し乗車したい、という場合には非常に便利です。その他のメリットや特徴は

    • 給油の手間がかからない
    • 車が空いていれば1分前から乗ることができる
    • 一般的なレンタカーと違ってスッタフとの対人接触がなく利用がスムーズ

    といったところです。

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    会員申し込みはWeb、店舗のどちらも可能。会員登録後すぐに乗りたい方は店舗に行かれることをオススメします。インターネットでは1週間ほどの期間を要するからです。

    全国各地で利用できるため、出先や旅先での「ちょい乗り」など自由気ままです。ただし、他者の予約やらメンテナンスなどで利用できないこともあるので注意が必要。

     

     

    2.Anyca

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     ソーシャルゲームやプロ野球チームで有名なDenaが2015年9月にリリースしたサービス。こちらは12時間から利用可能です。

    Airbnbの車版だと考えれば分かりやすいです。

    iOSおよびAndroidOSの専用アプリをインストールして、ご自身のプロフィール(運転歴や自己紹介)等に加えて、免許証情報を登録することですぐに利用を開始することができます。

    ただし、貸し出し側のオーナーによっては貸し出しを断られることがあるのに注意が必要です。あくまでオーナーとユーザーの信頼関係の上に成り立つサービスであるからです。

    利用後はオーナー側の対応の具合や、ユーザー側の丁寧な運転等を互いに評価し合う仕組みが取られ、優良ドライバーはより幅広く車を選ぶための評判を構築することができます。一方で優良オーナーはその対応の良さなどが評価され、より多くのユーザーへ貸し出しをする機会を得られるようになっています。

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    料金設定は車種(オーナー)によって異なります。というのも一般的な小型自動車からAudiなどの外車等の選択肢もありますし、料金設定は完全オーナー裁量だからです。数千円から数万円などといった具合にばらつきがあります。しかし、最大のメリットはユーザーはこのAnycarを利用すれば普段乗ることのないような外車や高級車を利用するチャンスがあるという点です。

    多くの場合は利用後に給油をする必要があるだけでなく、東京海上日動の1日車両保険に強制加入させられますので、タイムズカープラスよりも料金がかさむことでしょう。

     

    3. ニコニコレンタカー

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    こちらはカーシェアリングサービスというよりはレンタカーのサービスです。最大の魅力はオプションでの付加サービスを選ばなければ格安で利用することができる点です。 

     にこにこレンタカーは格安レンタカーサービスとして一定の地位を築いています。にこにこレンタカーの会員で、軽自動車6時間の利用であれば2,100円 + ガソリン代で利用することができます。また、タイムズカープラスに多くあるような小型自動車であっても12時間レンタル2,525円 + ガソリン代で乗車可能。

    にこにこレンタカーではこうした低価格での利用が可能ですが、これらはオプションとしてカーナビやその他の設備を利用しないことが条件になっていることに注意が必要。カーナビなどの機材を利用すればそれだけ料金が上乗せされてしまうのです。

    しかし、最近のスマートフォンやタブレットとといったモバイルデバイスであっても、カーナビの代役を充分に務めてもらうことができます。余談ですがGoogle Mapの渋滞情報や最短ルート検索の精度は驚くべきほどです。Google Mapは多分その辺の安めのカーナビよりも高性能です。

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    とはいえ格安で長時間の乗車予定であれば、にこにこレンタカー一択でしょうね。小型自動車を24時間レンタルしても3,800円、48時間7,600円にそれぞれガソリン代を足すだけです。本当に安いの一言。

     

    費用比較 

    ではでは、実際に発生するであろう概算してみましょう。

    一般的な20代独身サラリーマンが普段の土日の少なくともどちらかは買い物に行き、月に一度はぜいたくを楽しむとして

    ①タイムズを月に6回それぞれ2時間(15分× 8)ずつ利用した場合

    (206 × 8 × 5 )= 9,888円

    ②Anycaで12時間、1万円の車両を都内など主要都市で利用した場合

    (10,000円 + 1日車両保険1,500円 + ガソリン代1000円)= 約12,000円

    ③にこにこレンタカーで小型車両をレンタルし泊まりがけで出かけた場合

    (7,600円 + ガソリン代3000円)= 約10,600円

    ①と②あるいは①と③という組み合わせで1ヶ月を過ごしたとしても20,488円から21,888円と、月々2万円ちょいオーバーの出費に抑えることも可能です。

    最初に書いたように、軽自動車を保有しただけでも、その維持費だけで月々3万円もの出費が購入費とは別にのしかかってくるのです。

    このようにカーシェア・カーレンタルサービスを上手く使えば、費用を抑えるだけでなく、いろんな車を楽しむことが可能になります。実にクールでスマートです。

    まとめ

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    ざーっとカーシェア系の3サービスを見てきましたがいかがでしたか?それぞれのサービスのメリットをまとめると

    • 短時間の利用なら「タイムズ」
    • 普段乗れないようないい車であれば「Anyca」
    • 長時間の利用なら「にこレン」 

    という感じで良さがあると思います。車の購入費や維持費が気になるので、あえて「車を持たない」という選択をした方は、このようなサービスの特徴を理解した上で「賢く」車を楽しみたいところです。

    実際の利用シーンとしてオススメなのが

    • 「タイムズ」:ちょっとした買い物や送り迎え、通院
    • 「Anyca 」: デートやお祝いごと、非日常的な娯楽
    • 「にこレン」 : 旅行や遠出

    という使い分けですね。短時間の利用であればタイムズがもっとも効率がよく、その一方で長時間の利用になればにこレンの方が時間あたりの料金が安いです。でもそんな風に必要に応じて使い分けるだけでは満足できない「車好き」や「好奇心旺盛」な方、ぜひAnycaでぜいたくで優越感たっぷりな時間をお過ごしください。